2011年7月1日金曜日

きかんしゃやえもん 〜読み聞かせ絵本ライブラリー

きかんしゃやえもんきかんしゃやえもん
作:阿川 弘之 / 絵:岡部 冬彦 / 出版社:岩波書店絵本ナビ

初版は1959年(昭和34年)。50年以上も読み継がれています。
先日買ったばかりの私の手元にあるこれの発行は第65刷発行。岩波の子どもの本は、シンプルながら長い歴史を持つものが多く出版されていますね。
20X17cmという小柄な本ですが、特別な思い入れがあったので子ども達にも聞かせたいと思い購入しました。

小さいわりに長めの文章ですが、絵がとてもシンプルでとてもわかりやすい。
内容的な事を考慮して、この絵本のデビューは4年生にしました。
さすが歴史ある本。35名の子ども達の中で3人ほど読んだ事がある子がいました。
読んだ事がない子の中には「トーマス!」と言った子もいたりして...反応が様々で本当に面白いです。

「きかんしゃやえもん」は、長年働いて古びたある意味時代遅れの機関車が、新しい時代に受け入れられないために卑屈になりながらも、価値を見いだされ幸せな余生を送る、というお話。
価値がないから壊してしまえ、と胸がしめつけられるような情景が文章の中に出てきますが、それがどいういう事なのか?
甘い言葉だけでぼんやりとフィルターにかけた文章よりも、リアルに子ども達に感じさせるこのお話。子ども達はどう感じてくれたのか知る事はできませんが、きっと心に響いてくれた事と信じたいと思います。

この一冊を読み終えるのに15分。
絵本にしては長いですが、それだけ時間がかかっても読み聞かせる価値のある絵本だと改めて実感させられました。

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