2012年7月24日火曜日

児玉清と切り絵の世界

TV朝日「アタックチャンス」の名司会者で俳優の故 児玉清さんは、趣味として日常的に切り絵を楽しんでいたことを、ある本をきっかけにして知った。

児玉清さんが創り上げる切り絵の世界は、独特かつユーモラスで見る人を惹きつける。
単色の色画用紙だけでなく、英字新聞などデザイン性のある紙を入れる事で全体がぐっと引き締まり、とてもアーティスティックな作品となっている。

とあるTV番組で創作の様子が紹介されていて、その中で児玉清さんは切り絵についての想いを語られていた。
その中で一番印象深かったのは、最初から完璧に決めてしまわない、という事。
切り絵は、まず作りたいものの元図を描き、それに添って紙を切ってパーツにして貼り付けていく。
元図の上に色画用紙をあててみたりしながら、パーツの大きさや細かい部分の表現をハサミで決めていく。
例えば色画用紙に線を引き、その通りに切っていく…なとどという事はしない。
最初に完璧に決めてしまうと、仕上がった作品がごくつまらないものになってしまうからだ。

私自身は、娘時代に友達と一時期ちぎり絵に夢中になり、いくつかの作品を仕上げた。
切り絵とちぎり絵ではその作り方も大きく異なるけれど、最初から完璧に決めてしまわない…というところが良く似ており、児玉清さんがおっしゃったことを聞いて、とても共感できた。

パーツを作る時、うっかり切りすぎてしまうとそれ自体は修復不可能だけど、こっそり紙を足してまるで最初からその形だったように仕上げる事ができる。
そして、うっかり思ったように切れなくても、それが意外に良かったりして絵をぐっと引き立ててくれたりする。
それが面白いのだ。

梅雨の間、おうち遊びの一つとして私も切り絵をやってみた。
下手だけど、すごく楽しくてわくわくした。
また作りたい。

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